よいぼしのなぎうた

リーディングとヒーリングを神様からお願いされた占い師kinaの日々のつれづれ、若干スピ系な話をあれこれ。

マキャヴェリと君主論と文在寅

マキャヴェリといえば君主論
血も涙もなさそうな統治論を書いた人として有名ですね^_^;

 

君主論 - 新版 (中公文庫)

君主論 - 新版 (中公文庫)

 

 

その君主論の中にこんな文面があるんですよ。

「君主は人の命を奪っても、人の財産を奪うようなことをしてはいけない。
親が殺されても人はいつか忘れるが、財産を奪われたことは決して忘れないからだ」と。

さて、徴用工裁判が出た韓国は、ここらへんは日本のマスコミは本当に取り上げないところですが、経済的にかなり落ちこんでいます。
元々景気が悪いところに最低賃金を上げてしまったことでリストラや解雇が増え、高齢者の就業率は政府の補助もあって上がっているのですが、肝心の20〜40代の雇用が増えず、貴族労組様のせいで工場稼働率は最低を誇り、頼みの綱の不動産バブルも崩壊寸前。
そこにラオスで起きた未曾有のダム被害の保障と、UAEへの原発の損害金ですか。
これは文在寅大統領のせいだけでなく、それ以前の政権の問題も入っていますがね。
徴用工裁判で韓国国民の国民感情をなだめないことには不味いと思う気持ちも理解できなくもありません。

それでも、文在寅さんはある意味、韓国国民の財産を奪うようなことをしまくっているわけですよ。
最低賃金を上げることで、逆に多くの人から収入源となる職場を奪ってしまった。
今回の徴用工裁判でも、日本の企業はどうなるかわかりませんが、日本政府はお金を絶対に支払いません…だって支払い済みですからね(-_-メ)。
徴用工への賃金支払いの請求権は残っていますが、その先は日本の企業ではなく韓国政府です。
そして、韓国司法はその請求権、それも遺族に対する請求権を認めてしまった。
日本はとっくの昔に支払ったし、韓国が受領済みとなると…今度は韓国政府にその矛先がむき出すでしょう。
そうなった時にどうなるか。
徴用工の遺族全てに賠償金を支払うことが出来るのか、出来るものなのか。

最近の、一連の徴用工裁判とその後の様子を聞いていると、マキャヴェリ君主論のことを思い出します。

君主論の有名な一説に、こういうのもありましたよね。

「君主は、愛されるよりも恐れられなければならない。
愛は簡単に裏切ることはできるが、恐怖から動くことはない」と。

マキャヴェリの描く理想像の真逆をいく文在寅大統領。
彼が今後どうなるか、非常に興味深いです。